2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 火曜日

わたしの 恋人は いつも 夜になると 丘に なります わたしの 恋人の 丘は 言います すこし 静かにして さらわれるよ すこしずつ 部位を 抜き取られる 場所に つれていかれるよ わたしたちは 肺 を 海 に 心臓 を 川 に 腸 を 沼 に ひたして 苦しんでいる わ…

 習い

今日は みな ではらっているようです お風呂場に わたしの皮膚が 干されているので ちゃんと 持ってきてください ひとは 雪じゃねえし 紙じゃねえし ことば ですら ないので ちゃんと わたしの皮膚を 持ってきてください お祭りの 夜の 路地まで ちょうどよ…

はじめから まちがっているので あたま れきし しごと かがく あたま あたま かそう くうかん 国 みなで いまいましい 塔 ぼろぼろに して のぼ る ? はじめから まちがっている ので どうにかして ただすために いきていかねばなりませんよ そうだろ? そ…

たとえば 人殺し しなかったと しても 窓に うつる 歩行者の 一瞥を がたつかせたく なるほどには 愛も 知ってしまって いるのだから 中途半端な 位置を 腫らす この腫れならば ここは通れる けれど あそこは通れません 新参者のホームレスがいる場所は公園…

下北沢GARDENていうあたらしいライブハウスでの、光源てイベントに行ってきた。ずっと 生で見たいなあて 思ってた Z と killie が とてもよかったし anathallo やっぱ すげー よかったし それだけでも 満足なんだけど ほかも あんまり はずれがない …

 Drom

ぼつ ぼつ と した 雨 が ふ り 葉っぱをくっつけた まま 地平線 から した いつも はみだしている ざんこくだ うみ あふ れ うそ きもちいい ばっかりだよ かきまぜられた 塵 が オンナノコ ノ ブキ ハ イツダッテ ペンチ アナ ヲ ヒロゲル ルルル 目の前 …

 不随

詩が わたしの かわりに 毎日 死んでくれ る から わたし 毎日 すまなくて 一生懸命 生きなくちゃっ っ また 斧 バスタブに つきたてちゃっ タ ダダ 手遊びするため 考えたよ 看板 いい感じに 傾くように ネジ まわした ああ これで 大丈夫だね 死んだ詩の …

きのうは 川尻の試合で 意味もなく ちょっと泣く なんだか よくわからない 夜中 彼氏に 起こされて テレビを見ると 北岡が 坂口と 試合をしていた 入場は もう終わっていた 試合も すぐ終わって 「いっぱいお客さんが来てくれて泣きそうなくらいうれしいです…

ポエケット終了しました。 最初どんなふうに立ちふるまえばいいのか一切分からず、 ぜんぜん売れない気がしたのですが、 思ったより、売れて、よかったです。 人の詩集と交換したりもしたら、全部はけたので、また、すこし増刷しようかな。。 と、思っており…

ポエケットのおしらせ

7月12日(日曜日)両国江戸東京博物館に行われる詩集の即売会「ポエケット」に出展します。 キキさん+ワニラで「庭」というブースです。 わたしは、以前作った「XXXチャイナ」をすこしと、それよりすこし薄いあたらしい詩集を2つ持って行きます。 わたしの…

 天 野

排気口から 関節が 際限なく ふってくる せかい という球体に つめこまれている 幾億の からだ ジャングルジム ねじくれている 星屑が 目を突き刺す ひっ欠けたまま ぶつかりあう 空 それは感情ではありません 傾き です きみが でかい 円を (たいようやら …

 ピナ

感傷に塗りつぶされる前に 音楽をとめて 出かけていかなきゃならない むこうがわにみえる 腕組みするひとたちの 服の一部ひっぱって 破いて 破いて 皮膚のかけら のみこむ 破れないならば ここまで ひきずってくるんだ 一度も聞いたことのない 罵倒なら ひろ…