2005-08-07 さは ことば 果て 木の根 そのたまごから うまれるものをしらないまま 土くれた分岐で 息をつめて 布が かぜに 連れていかれ 果て 歩いて届く距離で それは 川に ひかれる線 ふたつ より多い 腕 なみがたになる さかなたち 葉の 真中に あつまる影 きっさき みずの 上昇 とりのむねの かたちの 果て きのう きりそろえた つめの 坂を のぼっていく あし ぬけていく ばかりの おと みぎかたをすこしおとしたままで