そんなこともあったねえってウソ


餓えがリアルってわけじゃないのに
うえー 欠落しているなあ
なにがかというと ゆびでころがす心臓
潰されるって信じるこころ
抜け落ちている 
体感が 体幹も ああ
先端だけが 敏感だって
意味ない あ
ひとのしぐさを まねする
はっせいのしかた ふるえる
ひとのひふを なぞる
けっかん きんにく ほね
したにあるもの そうぞうして
巻きあがってる 体内時計
ずれる ね 月だから くるう
ね きいろくなって なおりかけ
けつらくしている!
ぬけおちている!
けど かんぜんじゃなあい!


そのむかし しのろうどくなんか やっていました
いまは すてきな おんがくかです ろじょうや ちかで うたっています
そのむかし しのろうどくなんか やっていました
いまは すてきな おかあさんです うたを うんだんだね
そのむかし しのろうどくなんか やっていました
きらきらした おもいでじゃないけれど そういうこともあったよね
せんせい せんせい しめきりが せまっています
あのころは さいていだったけど いまも あまり かわらない
でかいロボットに 乗ったり 金網ファイトしたり したこともない
血ひきずって歩く ふくろなのに さいのうを むだづかいして
けど きみのことすき すき いっしょに 中華料理屋に行こう
パイナップルをよけながら 酢豚をたべてね チンジャオロースがすきなんだ
ピーマン きれいだから きらきら そのあと 胸やけさせながら
小学校の プールに しのびこんで はだかに なって いやいや
はだかに なって おぼえてるだけの ポエムを 暴発 させ て
そのむかし しのろうどくなんか やっていました
かのじょを しあわせに できなかった
しっぱい ばかりだった おれのじんせい
てんごくのとびらが みえないなあ 裏目だよ ぜんぶ
ウサギのみみが たれているし ロックバンドが結成され
解散し ギターから順番に 死に ドラムは 酒をかっくらう
もう クスリ って年 じゃ ねえし モルヒネだ いたみを 
まぎらわしてくれる そのむかし しのろうどくなんか やってました!
まるで 天啓 そうして 告解 肉が神聖さもっていたんだよ
だから 伝わるかとおもって すき すき 
きみのこと すき とても 塩素くさい おもいでだよ
けれどさあ いまも しのろうどくを やっているんだよ
じゅんばんが まわってくる 声のおおきさ すきにして
しずかだから とっても はーい 一千56番 ユーリちゃん
昨日 かいた 詩を 読みます 金属の机の上で 書いたやつです
きみのことすき きみの胃でおよぐ 憎まれパイナップルも すき
からだ おおきくなって みんなのこと はぐくめるって おもってたんだよ
けど いまも さいていさ だから しのろうどくを やっているよ!
きいてよ きいてよ つうじないことば みてよ みてよ さいていのルックス
髪から 水が ぽたり おちる


音楽は プールのすみ 死んでいる 虫
信じるね わらうとき 
さいごじゃなくなるほうに 賭けるね
ちょっとずつ つぶされて いける
って 信じるね わらう
きらきらしてんじゃねえぞ 
ちょっとずつの ぐちゃぐちゃを
わらいながら みせてよ
負けずに みせるから 
ウ イェ