Call


犬みたいに舌をだしても
暑さからは逃げられない
あの空にある雲は
外にでていった精子たちの
かたまり 霧散する
なにもはやさない種
ずっとかえらない卵
愛してると何度も歌った
数え切れないくらい
何度も何度も
対称が保たれていると
どうして
あのひとたちは
無邪気に信じてるのだろう
美しいから
うつくしいからね
そうだ
あいしてる
対称が保たれているなら
きみを殺すことは
きみを生かすことと
異なっている
童貞のやつが
かく官能小説が
なによりもすばらしい
という言説が
真っ青な空に描かれていく
それは背骨 軋んでいる


愛してるって
いまもかわらず
歌い続けているけど
ヤったことのない
ヘロインみたいなのかな
コレ タッチミーが
わからなくて タッチ
けど タッチミーナウって
公園 弾遊び 肝試し
みんな 愛してると 一緒
タッチミー
ミミズが 夏に ひからびて
生き物は みんな 暑さから
逃げられない にげられない!
きみを生かすも殺すも
同じことで
すなわち 愛してる タッチミーって
ことで その言説を
無限数の精子が 許さなくても
それとも 許しても
しらない しらない!
わたしは 生き物だから
もう 無邪気に 信じない
きみからは にげられない
戦争のはんたいは平和
白のはんたいは黒
信じない しんじない
メタルのはんたいはパンク
自然のはんたいは人工
雨のはんたいは晴れ
しんじない しんじない
きみから もうにげないから
平和のはんたいは愛だ
平和のはんたいは愛だよ
愛してる
あごが はずれて
よだれが ながれっぱなしになる
うたいつづける
うたいつづける
あいしてる