一緒に国をつくろ、ってこと。
そういうやり方ってのがひとつあるんだと思う。
どんどんとぼやけていく音階や嗜好。
けど、ずっと国は出来上がらない方がいい。
だって、維持していくことは全然楽しくないから。
汚れを払うのはとても根気がいることだ。
みんな、セレブ(金持ちってことじゃなくて)の生活ってのを、
眺めて、足をそめたがってる。
にやにやして、自分もその一部。
ぜんぜんかわらない。
背中をまるめてるイタチ。
もこもこしているブーツに足をつっこんで、
秋をすっとばして冬が冬がと、
けど、もうやさしい冬なんかはこない。
そこんとこをよく覚えておかないといけない。
気候はどんどん厳しくなっていく。
土はねじくれていく。
けど、冬が冬が冬が来るよ。
管がちぎれる。
みんなやさしいひと。
それはわかってる。
やさしいまんまで、凶暴になる。
一緒に国を、
国をつくろ、
一等賞をとろ、
一番星になろ、
笑え、
怒れ、
泣け、
って強要するのが、
文化なら、
どうやって、ずらすか、
そればかり考えるようになる。
馬鹿げてる。
笑え、
怒れ、
泣け、
って求める
そうやって言葉を
吐き出すってのは
どういうことだろ?
へんなの。
おかしいぞ、
冬、冬、冬がくるのに。
生まれにいくのに。