日記


雨が甘い
声を出し続けていると
ことばが重くって
黙ってしまう
だまりたくなんか!
ないのに!
からだの
表面と
内側の
温度の
差が
大きくなっていくよ
それが
セックスとか
ダンスとかだ
だから
ぶるぶると
する
局部が
どこの局部かは
それぞれの
個性の問題


だから


だれもしあせになんかできない!
だれもしあわせになんかできなかった!
って
髭が生えてきた


だから


あたしがここに立っていられるのは!
あたしがただここにいるから!
って
生理だから
みんな死ねばいいって思うんだよ


ユーリちゃん こわーい って 


へらへら しやがって


だ か ら か ら  だ!


雨が甘くって
空が不穏だ
だまりたくなんか!ない!
だれかを
傷つけたって
地球が
瀕死だって
わたしの声なんかは
1ミリ
逆流する雨
みたいなものだ
ブルース・リー
みたいなラテンが
山のような
声をだしている
一瞬で裏切るのが
音楽
だって言ってら


いましめられた足でも踊れる
いましめられた口をまた開ける
ことばが重くって
からだが重くって
どっかしらが痛くって
さあ
けど
だまりたくなんか!ない!


雨が降って
濡れるのが
愛されてるってことなのか
呪われてるってことなのか
わかんないな
なんて
いってみる
桜が
すぐ散る
川を
ながれる


英語で連呼されるのは
誰のものでもない名前
自分を崖から突き落としてから
のジャンプ!
一瞬だけみえるのは
ゆるくひらかれた
掌だ