リトルミスサンシャイン


多分、イメージをもとめて、いろんなものを見たり聴いたりしてる。イメージして、その根元から、いろんなことが欠落していても、もっと全部になるイメージ。イメージをもとめることが、うんざりするし、でも、だから、なんとかやってける。
この映画のなかでの、イメージは、みんなでバスを押して走って、順番にバスに乗っていくってこと。このイメージが全部、掬い上げて行ってくれるような気がする。それぞれの走り方なので。
あと、おじいちゃんが唐突に死んでしまうその様、そのあとでの家族の様子がとってもよかった。本当に唐突に、けど、そのあとに世界が普通に続いて、おじいちゃんのからだが残ってて。なんだか、笑ってしまった。こうやって、生き死にがあるのが、いいな、と思う。だって、みんないつか死ぬんだし。当たり前に。