シリコンバレーであげられる声
わたしたち 東から やってきた
油から 浮き上がり
今は すでに かわいています
わたしたちは 信仰を もたないので
子どもを もたないことに しました
と 東から やってきた
ひとが 決定を 話す
(こわいね 蔑まないで ほしい)
植木を 晴れた日に 外に出す
それだけの 休日
わたしたちは 結婚という 
かたちを とりました
子どもを もつ とは 奇異な 言い方
子どもを うむ そだてる いる
シリコンバレーであげられる声
時が 刻まれ
信仰を もたない 子どもは 不幸 です
子どもとして 信仰され がらんどうに なる から です
と 考えたのだろうか
土に水をかける つ知 ツ血 い それだけの休日
(あなたたちは 産まれた (目つきが (ある()
手を伸ばす 場所を 知らず
積み木で 仕事を しています
わたしたちは 東から きました
子どもは かみの もの
それを かみを もたない
わたしたちが
肉と 液と 習いによって
もたらしてよいはずがない
(かみ かみ かみ かみ かみ かみ)
と 思ったのだろうか
     いのちが やるべきことは ひとつ
     たもつ こと
     わたしを わたしを
日が死に いっても たもたなければ 
東にいて たもちます
     父は 紙で
     母は 鍵でした
     家には 糸があり
わたしは けれど 肉です
習いを 恐れる 肉の かたまり
     けものを なでる
     口元に
     たべものを はこぶ
     わたしと
     あなたと
     あの子の
     口元に
     はこび
     舌先を感じる
(あの子は わたしのこと 知らない)
     それだけの休日