ろうそくを
鈍く 
ともすように
踊れば
死にたいのと
つぶやく
植物の実が
からだじゅうに
たくさん
くっついて
いた
かゆい
からだじゅうを
くねらせば
しゃらしゃら
鳴る
死にたいの
ちがうの
燃えたいの
ちがうの
助けたいの


とんでいく ものの 影を 踏んで いく


どうしたらいいかわからない ということを 表明することは なんてかなしい


死にたいの
ちがうの
助けたいの
ちがうの
嘘でも
わらえば
いいのに
ちがうの
薬が
必要なの?
ステップが
骨を
失って
まざりあう
傷から
立ちのぼる
あたたかいものを
もう
信じていられない