恋愛睡眠のすすめ


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ゴンドリー!!、まさにゴンドリー!!て感じで、とってもおもしろい、好きな映画でした。あの彼のPVのわくわくする感じそのまんまで、でも、うまくいかない現実があってこその、わくわくで、って感じで。というか、あいているべきとこがしまってて、しまってるべきとこがあいてる感じ。あー、好き。エターナル・サンシャインはみてないんだけど、この映画は、ほんと、ゴンドリーそのまんまでした。夢中になるとまわりが見えなくなる男の人となんだか現実においては自由に生きられない女の人が出会うというだけで、なんだか夢見がちな気分だなあと思ったりもする。だって、だいたい、その組み合わせは、現実的にはうまくいかないから。彼は一秒タイムマシンに夢中になっているときは、彼女がどんなふうに喜んでるのかみえなくなるし、、彼女はちゃんと自分のことを伝えていかないことを現実的だとか処世術だとか思っているわけで。けど、この映画でみると、なんとか、やっていけそうな気もしちゃう。ほんとうのことはどうかわからないけど。信じてみたい気分にさせてくれるっていうのは、いいなと思う。要は、映像や奇想を思いっきり楽しむというのがもちろんこの映画なんだろうけど、それだけじゃなくて、細かいところのお話の作り方だったり、台詞だったり、そんなストーリーの方面もちょっと、いや現実的に見たらかなりイタいんだけど、それも楽しいしかもものすごく楽しいってことになりうるんだって教えてくれてるみたいでほんと、よかった。
ガエル・ガルシア・ベルナルは、すごく好きな俳優というわけじゃないんだけど、バッド・エデュケーションをみてから、なんだか、すごく気になる。気になる。なんか、妄想をかきたてられるというか、もしかしたら、奇形っぽい感じがツボなのかも。ああ、実写っぽくないってのがいいかも。アニメっぽい。なんだか、ちぐはぐな感じ、このひと。顔はきれいなんだけど、、こう、全体的なシルエットは、ミニマムで、でも、結構、筋肉質だし、うん、へんなかんじ、んで、この奇形っぽさが、かなりこの映画ではプラスに働いてて、はまり役って感じでした。途中で、「僕は変態なんだー」って言って泣くシーンがツボでした。あと、ちょっと漫画チックな下ネタなんかも。シャルロット・ゲンズブールも、ほんとに、ときどき奇跡みたいにかわいく、きれいにみえる彼女に、この役はぴったりだと思う。てか、足長い。。