僕の恋、彼の秘密 [DVD]

僕の恋、彼の秘密 [DVD]


やっと、見ました。一応、映画の存在は知っていたんですけど、どんな映画か知らずに、同じ台湾映画だし「盛夏光年」と同じテイストの映画なのかな、と「勝手に」思っていたんですが、、全然違いました。。
なんといっても、「彼の秘密」の他愛無さよ。。そして、トニー・ヤンとダンカン・チョウの存在のぼやけ方といったら!その他愛なさやぼやけ方をどのようにとるかだと思うんだけど、個人的には楽しく見られたな。なんというか、こういうのもアリだと思うし。。周りはくっきりしてるんだけど、トニー・ヤンとダンカンだけがぼやけているんだよなあ。ゲイのコミュニティーのなかで浮いているという表現の方がいいんでしょうか?そのゲイのコミュニティーがリアルかどうかは別にして、映画の中の話。トニー・ヤンがジムでバイトをするんだけど、ジムの器具を掃除している間に、ゲイの方々が次々とやってきて、彼らのからだの一部分(フトモモとか胸とか)を見て、トニー・ヤンが名前を言って挨拶をするんだけど、それが微妙に間違っていたりするシーンが象徴的。このずっと続くギャップをどうとらえればいいかわからないけど、とにかく、ああ、ぼやけてる。。ずーっと、ぼーっとしてる。。と思いました。けれど、ゲイだということは自分でわかっているし、自然に恋愛感情があって、恋愛するという。その構図がすごく不思議でした。まだ、トニー・ヤンだけが、ぼうっとしてるなら、わかりやすいんですけど、お互いぼうっとしているので。。単純に少女漫画的構造(ものすごいモテモテの男子があんまりぱっとしない女の子を好きになる)なら、ダンカンの役はもっとかっこよくてスマートでいいはずだし。。ギャグにしかみえない。。その漫画的なところも楽しみましょう!ってことなのかもしれないけど。ちぐはぐなんですよね。これはなんなのだろう。。意図的なものなのかなあ。それとも、役者の性質によるものなのか。監督は女性なので、ボーイズ・ラブということなのか。ボーイズ・ラブってのはこういうギャップがあるものなのかなあ?うーむ、けれどそれとも違うような気がする。謎です。
あと、ダンカンの役は香港出身という設定なんでしょうか?香港の人をステレオタイプに見るとあんな感じになるのか?そのチョーカーはいったい何???みたいな。いや、そんなことでもないのか。
とにかく、ヘンな映画でした。私にとって、ダンカンは非常にやおい要素が強いです。ヤバイくらい。なんでなのかわかんないけど、セブンソード見たときの感覚が残ってるからかなあ。セブンソードで、あの位置づけで、側にタイ・リーウーがいて、みたいになってくると、もう、そういう風になっちゃう。。それだけじゃない気もするんだけど。というか、一応この映画では、プレイボーイで肉体派で色気があって、、という設定だとは思うんですけど、そのどれも私には感じられません。。というか、感じられないように作ってあるよね?だって、この映画でだって、やってることがいちいちバカみたいだもん。キスの練習したり、最後に神様に祈ったり。そこは意図的なものだもんね?まあ、それは「愛に目覚めて・・・」ってことなんだろうとは思いますが。。わかる、わかるんだけどね。。なーんか、ヘンなんだよなあ。いや、逆にヘンだから楽しく見られたというのはあります。確かにダンカンは肉体派だし、顔は高橋克典だし、色は黒いけど。。どっちかっていうと、何考えてるかわからないぼーっとした人という印象の方が強いです。それはこの映画でもそうだと思う。うーん。とりあえず、色気は全然感じません。そうすると、純粋にボーイズ・ラブですよって言う風にはならないような。。むかしの少女漫画的な話ではあるけれど、やっぱり、実写でやると、意味も違ってくるだろうし。。色気ならどちらかというとトニー・ヤンの方があるのじゃなかろうか。トニー・ヤンにはあんまり興味がないけど。。ただ役柄によるのかも。天堂口にでてるみたいなので、楽しみではあります。なぜ、ダンカンにこうもはまり気味なのか。。わからないんですが、、ほとんどセブンソードのせいだと思います。やっぱし。

ああ、なんか、もやもやしてきた。。