みた

百年恋歌(three times)、シルク、と見て、
チャン・チェンは、実は演技があんまり・・・なのでは、という結論に達しそうになるわたし。
いいんだけどね、別に、顔が好きだから!
次回作は、碁打ちの役だそうで、、、そんなんできんのか?
うーむ。
ウォン・カーワイが監督している、dj shadowのPVのときのチャン・チェンはほんとうにかっこいいんだけどなあー。

シルクはですね、これは呪怨ですか?という雰囲気の映画でした。でも全然怖くない。しかも感動ってのはちょっとムリ。。どっちかっていうとギャグ要素が強いかなあ。。実際笑いがかなりおこってました、死んだ後の顔がギャグだし、、恨みの糸でチェックメイト、天井を歩きながら、恨み言を言う江口洋介、ってアンタ。。清水崇が怖すぎると笑えてくる、みたいなことを言ってたけど、こういう意味?違うような、そうなような。。香港映画、中国映画、韓国映画を見ると日本との「違い」というのを強く感じるのだけれど、台湾映画を見ると日本との「共通点」に目が行きます。
江口洋介は、まあ、いつもどおりで、、日本語の台詞の方が多かったですしね。台湾で人気あるのかなあ、江口洋介。となると、チャン・チェンは日本語と中国語半々くらいで、日本語が・・・・。ところどころ何を言っているかわからないくらいちょっとまずかったです。まあ、別に日本人の役じゃないし、いいとは思うんですが。おかしくて。ハシモトォ(江口洋介の役名)、ハシモトォ、って!えーー。結果として、わたしにとっての見所といえば、彼の話す破壊された日本語と、彼が血まみれになってハアハアいう部分くらいしかなかったという。。
江口洋介が、ティーチ・インで、カタコトの日本語に囲まれていると、自分の日本語も怪しくなってきて、、と言ってましたが、ムリないです。。
ふと思うと、江口洋介がいつもとかわらぬ様子で、この映画にとけこんでるのが、なんだか不思議にも思えてきました。
逆に、いきいきとやれる、ってところもあるんでしょうかね。


百年恋歌の方は、辮髪をわきにおいておいても、いい映画だったんじゃないかと思います。
ホウ・シャオシェンの映画ってあんまり見たことないんですが、、なるほどねー、という感じ。
とにかく、スー・チーと音楽、風景、時代、という映画。 チャン・チェンの存在というのは、案内役のようなものなんでしょうね。脇も脇、一番脇という感じ。 スー・チーがそれぞれの時代をすごくうまく演じていて、しかもカワイイし。。それぞれに。
衣装がすごくいいなーと思いました。 あと移動手段、船、バイク、の使い方とか。 そういう細かいところが重要なんでしょうね。風景のうつりこみかた。恋愛自体というよりも。
恋愛自体はどこかどうでもいい感じがするのがおもしろい。すごい重要だからこそどうでもいいという感じになっているのかもしれないな。
特定の相手との運命というところよりも、その時代その感覚で一生懸命だったんだということが重要なんだけど、お互いすごく思いあって尊重しあうという感じはほとんどない。それぞれ勝手に思いをぶつけて、頑張りました、っていう。 2005年のタイトルが「青春夢」で、あの内容というのがちとイタイ。とここまでが、映画全体の感想。
さて、辮髪ですよ!辮髪!
こういう恋愛もので、辮髪ってのは、貴重だと思う。 別に、具体的な絡みとかがあるわけじゃないんですけど、自分的には悶える感じのシーンがいくつか。。
ひとつ、みつあみを解いた髪を櫛ですくところ。
ひとつ、女の人が上着を男の人に着せた後、上着から、みつあみ部分をひきだすところ。
このふたつだけで、ノックアウト。 こう、男女の関係に存在する辮髪というのはいままであまり描かれてこなかったような気がするけれど、重要な要素になりうるんだなあと、わかってはいたけど、目の当たりにすると、ちょっと、辛抱たまらん、という感じになりますね。
あー、わたしもひきだしたいよう。
さわりたいよう。
と、ほんと、キモい、自分が。。
ああー。。