フォーサイスカンパニー 2006 Bプロ


おもしろかったーーー。
思っていたより、「高速」というかんじではなかったけれど、
ほんと、おもしろかった。
行ってよかったです。


正直、「どういうものか」「どういう流れに位置づいているものなのか」「どういう意味をもつものなのか」というのは勉強不足で全然わからないんだけれど。
席が前の方だったこともあって、からだがだす音とか息とかが直接聞こえて(音がないプログラムもあったので)、組み手的な振り付けもあったりして、ある種格闘技みてるような感覚でした。カポエラみたいな?ちょっと違うけど、躍動的というのとはちょっと違うと思うから。
けど、やっぱり格闘技的な、イメージ。
動きそのものや音がリズミカルじゃないし無軌道なぶん、鈍痛っていうか、すごい鈍いもの同士がぶつかる鋭さ、激しさみたいなものがあるような気がします。
にんげんのからだってかたちもうごきもすべてが本質的ににぶい感じがするんだけど(個人差は抜きにして)、それらが複数、複雑に動いていくと、とてもひろいぶぶんにひろがる閃光という印象。
すごいひろい、ぜんぶなんだけど、でも閃光。
たぶん、それぞれに意味づけがあったりするんだろうけど、それがわからなくても、純粋に複数の人が複雑に組み合わさってすごいスピードで動くのを見ていると興奮します。
ダンサーがみんなかっこよかったし、とにかくかっこいい!という感じでした。
3つプログラムがあって、
ひとつは音もセットもない中で大勢でやるもの。
もうひとつは右端と左端に机のようなものが並べられて、
その間をダンサーが前後に動いていく、その間に右端と左端に座ったダンサーが会話をするもの。
最後は机を真ん中に並べてその間をぬって動いていくもの。
わたしは生でみるのははじめてだったので、どれもおもしろかった。2番目のやつは基本的にゆっくりした動きのものだったけれど、格闘技みているとたまに脱臼とか骨折とかでからだがありえないかたちになったりするけれど、それをスローモーションでえんえんとやっているような感じ。違和感がずっと続くとそれに慣れて頭真っ白になるんだけど、そこで1人のダンサーがそのままの動きではやく動きはじめると、また違和感がうまれる。不思議な感じ。しかもそのダンサーがとてもとても色が白くてひかりが反射していて、とても不思議でした。おもしろかった。
動きがはやいものは、とにかくかっこいいという印象だけれど、近いとときどき動きが同時的になったりそこから変わっていったりするときに個々の動きが気になりすぎて、むしろ遠くから全体を見てみたいなあ、とも思いました。
というか、何回か見たい。。
やっぱり、音楽でもそうだけど、一回ライブ見たくらいじゃわかんないし、一回も見ないともっとわかんないけど。
生でみることが重要だし、しかもできる限り何回かみて、変化を同時に感じていくことが本当は必要だよなあと思います。
てか、やっぱりそのときそのときを体験していきたいじゃないですか。
と、あらためて思いました。


おもしろかったー。
お金が許すかぎり、また他のカンパニーも含めて、ダンスは生でみていきたい!
Aプロも見たかったなあー。