無極

想像していたより100倍くらいすごかった。
なにがって、すべてが。
ありえないCG使い。
セットや武器の過剰さ。
アクションシーンの過剰さ(三国無双ですね!)。
人の数の過剰さ。
演技の過剰さ。
小細工の過剰さ。
もうもう、すべてが過剰。
これくらい過剰だと、
ワイヤーアクションが逆に小気味よくみえる。
でも、相当、わたしは好きな映画でした。
アクションは相当よかったんじゃなかろうか。
決して「いい映画」とはいえないけど。。
よくつくったよなあ、とぽかーんとする。
この映画をお金をかけて、大真面目につくった、
チェン・カイコーと、
大真面目に演じ続ける役者と、
まあ、すごい。
夢をありがとう。
チャン・ドンゴンはいろいろつらそうでしたけど。。
真田広之ニコラス・ツェーはたのしそうでしたね。
ニコラス・ツェーはバカ映画相当いっぱいでてますから、
慣れっこなんでしょうけど、
真田広之は楽しかったでしょうなあ。
日本じゃあ、こんな映画絶対にありえないものな。

とにかく、セシリア・チャンのための、
過剰なまでの狂騒が、セシリア・チャンを、
おそろしいほど置き去りにして行われる。
そして、置き去りにしたまま終わるー。
わたしはもうアジア映画は、やおい的な部分にしか、
目がいかなくなっているのだろうか。
セシリア・チャンは声が吹き替えで、
違う役者にみえました。
セシリア・チャンは、チャウ・シンチーの映画にでてるときが一番かわいいなあ。
この映画のなかではセシリア・チャンの扱いだけが、
相当に雑で、そりゃあ、北京語しゃべる気もでんわな、、
みたいに思ってしまいました。
ニコラス・ツェーの家来を演じているリウ・イエもとてもよく見せ場をつくられているのに。

もう、ほんと、いろいろつぼに入るところが多すぎて、
言い切れませんが、リウ・イエすきだなー。。
あのだみ声で、情けない顔されると、うわー。。
と思ってしまう。最後、チャン・ドンゴンに抱きつくシーンなんか、うわーうわーうわー、みたいな。。
ニコラス・ツェーに対して、全然思い入れがなかったんですが、この映画ではすごくよかったと思う。
特に、最後、真田広之に首をしめられているシーンが。。
いや、とにかく、やおい要素満載でしたよ!
相当、満足です。
心がみたされました。

かなりすきなシーンがいっぱいあったのですが。。
うー、でも、見てない人は全然わけわかんないよね。
けど、みんな、みたほうがいいよ!
つまらなくても、責めないで欲しいけど!

わたしは、明日にでも、もう一回みたい気分です!