ローザス/デッシュ


うーん、とりあえず、はじめて生でみるローザスの舞台がこれでは、すこし、むずかしかったな、という印象。
流れをとらえて、これが道のりのどこに位置しているのかわかっていたら、また違うのかなあと思った。映像ではけっこうたくさんみているのですが、生で見ないとわからないし。。
なんというんですかね、うまく説明できないんですけど、想像していた純度とは違った、というか。
これは、多分、行為としての純度であって、肉体とか動きの純度ではないんだなあと思った。そういう意味では、音楽的なのかしら?わからないけど。。行為としての純度を楽しむには、まだまだ、私には難しいんだなあ、という感じ。
ケースマイケルが場を支配していることが、はっきりとみえて、これはまるで、指揮、弾き振り(のだめ知識)ならぬ、踊り振り、、というんでしょうか。それが、よい、とも思えるし(ケースマイケルのよさ、という点から)、それ見えちゃっていいのかなあ、とも思う、この煮え切らない感じ。みていて楽しいは楽しいんですよ、純度の高い行為なんだろうなあと、いうことはわかるので、でも、うーん、それを劇場で見るということの意味をつかみかねる、のかも。。たとえば、だだっぴろい草原とか、すげえ広い道とかそういうところでみるのであれば、行為としての純度ははっきりする、まったく使われない小道具をみると、そういう演出なのかなあとも思うし。けれど、なにか中途半端では?とも思ってしまう。ケースマイケルが踊るのを生で見れたのはよかったなと思います。ものすごくきれいな背中のライン!手の動かしかたがうむ空気感、肩の動かし方や首の位置、そういうのがいちいち、産む余韻。すごいな、と。
全体としては、やっぱり、うーん、むずかしいな、という感じ。
けど、こうなると、他のもみたくなるのが、人間だよな。。
この中途半端さを、自分の中で解決したい!という感じです。